サステナビリティ: COP27
前回のCOP26の最優先課題は、1.5度目標を維持するための合意を固めることでした。石炭やメタンの段階的削減、森林破壊の阻止、電気自動車の普及の加速など、合意の内容は極めて重要なものです。しかし、この目標は地球温暖化の予測値を2.5度から1.5度に下げるに過ぎません。今年は「人と地球のための配達」に焦点をあてています。
要点
- 前回COP26の合意への追加や「国が決定する貢献(NDC)」のアップグレードは、現在のNDCの実行、気候緩和、行動と適応の戦略に取って代わられると見られています。
- COP27で引き続き中心的なテーマとなる「金融の役割」が注目されます。
- 今後、公的部門と民間部門の両方が、気候変動資金を中心としたイノベーションに重要な役割を果たすことになるでしょう。