サステナブル投資—常に先を見据える
サステナビリティに対する弊社のコミットメントは変わりませんが、可能性が広がるにつれ、弊社はサステナビリティに対する考え方を変えてきました。投資家の目的とニーズの多様性を踏まえ、弊社のサステナブル投資商品は、ESGの組み込みの度合いやお客様の好みの違いに合わせられる幅広いアプローチに基づいて構築されています。弊社のケイパビリティは、お客様の投資判断を向上させると同時に、社会全体に利益をもたらせるようにサポートすることを目指しています。すべては、サステナビリティを形作る存在になるという弊社のコミットメントの一部なのです。
*2023年6月30日現在の運用資産総額。EUサステナブルファイナンス開示規則ではサステナブルとみなされないESGリスク重視戦略の1,180億ユーロが含まれています。
**5つ星が最高
† 2022のデータ
投資家の幅広いニーズをサポートするために、
弊社のケイパビリティがどのように進化したかをご紹介します。
弊社のケイパビリティがどのように進化したかをご紹介します。
アリアンツGIの歩み
3つのサステナビリティテーマ
社会、お客様である投資家、そして企業としてのアリアンツ・グローバル・インベスターズにとって重要と考えられる3つのテーマを定めました。弊社のリサーチとエンゲージメント活動は、これらの3つのテーマに基づき、弊社のビジネス、投資先企業、そして幅広いステークホルダーにとって最も重要なリスクと機会を中心に構築されています。
商品カテゴリー
お客様のサステナビリティ目標はさまざまです。それゆえに、アリアンツ・グローバル・インベスターズでは、お客様の最終的な目標に沿って、さまざまな水準でサステナビリティを組み込んだ投資ソリューションを提供しています。弊社のサステナビリティ重視とインパクト重視の商品では、最低でも弊社のサステナブル・ミニマム・イクスクルージョン・ポリシー (sustainable minimum exclusions policy)と弊社の適格性評価アプローチの一つを適用しなければなりません。
上記はあくまでもイメージ図です。除外項目は、直接投資に適用されます。サステナブルまたはインパクト投資のプライベート・マーケット戦略では、アリアンツESGインテグレーション・フレームワークの除外項目を適用しています。アリアンツ・グローバル・インベスターズは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を支持しています。
*EUのSFDR規則による
ESG:Environmental, Social and Governance(環境・社会・ガバナンス)。SRI:Sustainable and Responsible Investing(持続可能な責任投資)。KPI :Key Performance Indicator(主要業績評価指標)。
アクティブスチュワードシップ
弊社の目標は、現実的な移行に向けたパスウェイ(経路)を形作ることにあります。この目標のカギとなるのが、お客様の資産の積極的なスチュワードとしての弊社の責務です。
2022年のハイライト
弊社は、投資先企業におけるサステナブルな成果を促進するために主に2つの手段を用いています。
議決権代理行使により、お客様である投資家の代理として株主総会で投票することが可能になります。これにより、投資先企業に影響する重要な問題について発言権を持つことができます。投票判断は、綿密なリサーチと分析、そして投資先企業とのディスカッションに基づいて行われます。
弊社の意図の透明性を確保し、他の投資家に同様のアプローチを取るように促すため、優先順位の高いトピックについては、株主総会前に議案への賛否を公表することを始めました。
議決権代理行使活動の十分な透明性を確保するための取り組みの一環として、弊社は以下を公表しています。
投資先企業に対する弊社のエンゲージメント活動は、弊社の投資資産の真のリスクを理解し、軽減するのに役立ちます。弊社は近年、気候変動、プラネタリーバウンダリー、包摂的な資本主義という弊社の3つの優先テーマに沿って、エンゲージメント活動の数を増やしてきました。
エンゲージメントのテーマの数も増えており、コーポレートガバナンスからビジネス戦略に関するトピック、環境・社会的インパクトまで多岐にわたっています。
資産クラス全体にわたるエンゲージメント
弊社のエンゲージメント活動は、株式のアクティブマネージャーとしての伝統に端を発していますが、エンゲージメント活動の幅を拡大して債券やラベル付きのデットにも広げ、コーポレートクレジット戦略に特化した対話を促進しています。弊社はまた、アジアへの投資に特化したエンゲージメント活動を強化しています。
場合によっては、他の投資家と協調してエンゲージメントを行うことが、弊社の影響力を強め、お客様に代わってエンゲージメント目的を達成するための最も効果的な方法であることがあります。弊社がある企業に対して大きな関心を持っているものの、限定的な投資しか行っていない場合は特にそうです。
弊社が連携している投資家グループには クライメイト・アクション100+、セレス・フード・エミッション50、30%クラブ・フランス・インベスター・グループ、PRIの人権スチュワードシップ・イニシアチブ「アドバンス」などがあります。協調的エンゲージメントのテーマには、気候変動、ジェンダーダイバーシティ、人権が含まれます。弊社はまた、30%クラブ・ドイツ・インベスター・グループを共同設立いたしました。
年次の「 サステナビリティおよびスチュワードシップ・レポート 」では、弊社のスチュワードシップ活動と成果を詳しく説明しています。