市場展望インサイト
TotalEnergiesとの提携およびドイツにおける蓄電プロジェクト
主なポイント
- アリアンツは、現在ドイツで建設中の蓄電プロジェクト11件のうち、50%の持分を取得します。
- 今回の投資は、アリアンツにとってユーティリティ規模の蓄電プロジェクトのポートフォリオに対する初の直接出資となります。
- TotalEnergiesとの合弁を通じて、ドイツの電力市場および送電網に重要な柔軟性をもたらす資産の資金調達、建設、運営を行います。
- 総投資額5億ユーロに相当するこれら11件のプロジェクトは、2028年までに稼働開始予定であり、ドイツのエネルギー転換を直接的に後押しします。
アリアンツ・グローバル・インベスターズ(アリアンツGI)はアリアンツの名のもと、TotalEnergiesより、総容量789MW(1,628MWh)に及ぶ蓄電プロジェクト11件のポートフォリオの50%持分取得に関する契約を締結しました。本件を通じ、両社はドイツの重要なエネルギーインフラに対し総額5億ユーロの投資を行う予定であり、そのうち約70%は借入により調達されます。
これら11件のプロジェクトはドイツ各地に所在し、TotalEnergiesの子会社でドイツ有数の蓄電開発企業であるKyon Energyによって開発されました。すべてのプロジェクトは2028年までに稼働を開始する見込みであり、資産の運営は引き続きTotalEnergiesが担います。
本プロジェクトを通じて、アリアンツおよびTotalEnergiesは、送電網の混雑緩和と再生可能エネルギーの急速な拡大を支えるための柔軟性の提供により、ドイツの電力システムの安定性向上に貢献します。
ドイツにおける蓄電プロジェクト11件(TotalEnergiesとAllianzが50対50で共同保有)
アリアンツGIについて
アリアンツGIは、世界21拠点に700人超の運用プロフェッショナルを擁し、約5,910億ユーロの資産を運用する有数のアクティブ運用会社です。私たちは、あらゆる変化の中に機会があると考えています。世界中のあらゆるお客さまに対し、その所在地や投資目的を問わず、投資の未来を積極的に切り拓いていくことを目指しています。
常に探究心を持ち、積極的に行動することで、アルファ創出にとどまらないインパクトの実現を追求し、お客さまの資産を適切なタイミングで最適な投資先へと導きます。また、パブリック市場とプライベート市場の双方にわたる知見を活かし、最適なソリューションを構築しています。
お客さまの資産の保全と成長に注力することで、持続可能性へのコミットメントと社会に前向きな変化をもたらす取り組みに支えられた、信頼に基づくパートナーシップを築いています。
※データは2025年12月31日時点。運用資産残高(AUM)は、アリアンツGI各社が顧客に対し裁量的な投資判断およびポートフォリオ管理を提供する責任を負う資産または証券ポートフォリオ(2022年7月25日以降、Voya IMがサブアドバイザーとして運用する資産を含む)を、時価ベースで評価したものです。主に事務サービスのみを提供する資産は含まれません。AUMには第三者資産およびアリアンツ・グループの資産が含まれます。
アリアンツについて
アリアンツ・グループは、約70ヵ国で約9,700万人の顧客¹を有する、世界有数の保険・資産運用グループです。個人向けおよび法人向けに、損害保険・生命保険・医療保険から各種アシスタンスサービス、信用保険、グローバル企業保険まで幅広いサービスを提供しています。
また、アリアンツは世界最大級の機関投資家の一つであり、保険顧客のために約7,640億ユーロ²を運用しています。さらに、資産運用会社であるPIMCOおよびアリアンツGIが約2.0兆ユーロ²の資産を運用しています。
事業プロセスおよび投資判断において環境および社会的基準を体系的に組み込むことで、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスにおいても業界をリードする存在となっています。2025年には、156,000人超の従業員が在籍し、総事業収入1,869億ユーロ、営業利益174億ユーロを達成しました。
¹ 顧客数は連結対象のうち顧客報告対象に含まれる会社の顧客数
² 2025年12月31日時点
ドイツにおけるTotalEnergies
TotalEnergiesは1955年以降にドイツで事業を展開し、現在約4,000人がドイツに在籍しています。同国において電力戦略を積極的に推進しており、北海およびバルト海における合計7.5GWの洋上風力発電ポートフォリオに加え、VSBの買収などを通じて7GW規模の太陽光・陸上風力発電プロジェクトを展開しています。また、2024年に買収したKyon Energyを通じて2GWの蓄電容量を開発しています。
さらに、2023年にはドイツ最大の再生可能エネルギー電力アグリゲーターであるQuadra Energyを買収しました。国内では7,500カ所以上のEV充電ポイントのネットワークを展開しています。
また、欧州でも最先端の製油所の一つであるロイナ製油所を運営し、輸送用燃料、潤滑油、液化ガス、暖房用燃料、ビチューメン、工業用特殊製品など幅広いエネルギー製品を提供しています(HutchinsonおよびSaftを含む)。さらに、ドイツ向けの主要なLNG供給企業でもあり、バルト海沿岸ムクランにある再ガス化設備などを通じて供給を行っています。
TotalEnergiesと電力事業
TotalEnergiesについて