市場展望インサイト
アリアンツGI:タランクスからドイツ送電事業者アムプリオンへの出資持分を取得
主なポイント
- アリアンツ・グローバル・インベスターズは、ドイツ第2位の送電事業者であるアムプリオンの事業拡張を支援するため、タランクス保険グループとパートナーシップを締結しました。
- これは、アリアンツにとってドイツの電力送電網への初の直接的なエクイティ投資となります。
- アリアンツ・グローバル・インベスターズとタランクス保険グループは、北海からアルプスに至る約2,900万人へのエネルギーの安定供給と安全保障強化に向け、大規模な投資を計画しています。
アリアンツ・グローバル・インベスターズ(以下「アリアンツGI」)は、ドイツの電力送電網運営会社アムプリオンの間接持分をタランクス保険グループ(以下「タランクス」)から取得する契約を締結しました。タランクスは、アムプリオンの74.9%の持ち分を保有するM31 Beteiligungsgesellschaftの一員です。今回のパートナーシップの一環として、アリアンツとタランクスは今後数年にわたり、ドイツ第2位の送電網の拡張に多額の資本を投じ、数百万人のエネルギー供給の安定化とエネルギー転換の推進を図る計画です。
アムプリオンは欧州有数の送電系統運用会社であり、全長11,000kmを超える超高圧送電網を有し、ドイツ国内の約2,900万人に電力を供給しています。今後数年間で、合計9,300kmに及ぶ送電線の新設または改修に向けた大規模な投資が必要とされています。
本投資を通じて、アリアンツはタランクスと連携し、同国の安定的かつ競争力のあるエネルギー供給と重要なエネルギーインフラの強化に貢献します。送電網の拡張は、再生可能エネルギーの割合を高めるうえで重要であると同時に、エネルギーシステム全体の安定性・柔軟性・効率性の向上にも寄与する重要な要素です。
アリアンツGIについて
アリアンツGIは、世界21拠点に700人超の運用プロフェッショナルを擁し、約5,910億ユーロの資産を運用する有数のアクティブ運用会社です。私たちは、あらゆる変化の中に機会があると考えています。世界中のあらゆるお客さまに対し、その所在地や投資目的を問わず、投資の未来を積極的に切り拓いていくことを目指しています。
常に探究心を持ち、積極的に行動することで、アルファ創出にとどまらないインパクトの実現を追求し、お客さまの資産を適切なタイミングで最適な投資先へと導きます。また、パブリック市場とプライベート市場の双方にわたる知見を活かし、最適なソリューションを構築しています。
お客さまの資産の保全と成長に注力することで、持続可能性へのコミットメントと社会に前向きな変化をもたらす取り組みに支えられた、信頼に基づくパートナーシップを築いています。
※データは2025年12月31日時点。運用資産残高(AUM)は、アリアンツGI各社が顧客に対し裁量的な投資判断およびポートフォリオ管理を提供する責任を負う資産または証券ポートフォリオ(2022年7月25日以降、Voya IMがサブアドバイザーとして運用する資産を含む)を、時価ベースで評価したものです。主に事務サービスのみを提供する資産は含まれません。AUMには第三者資産およびアリアンツ・グループの資産が含まれます。
アリアンツについて
アリアンツ・グループは、約70ヵ国で約9,700万人の顧客¹を有する、世界有数の保険・資産運用グループです。個人向けおよび法人向けに、損害保険・生命保険・医療保険から各種アシスタンスサービス、信用保険、グローバル企業保険まで幅広いサービスを提供しています。
また、アリアンツは世界最大級の機関投資家の一つであり、保険顧客のために約7,640億ユーロ²を運用しています。さらに、資産運用会社であるPIMCOおよびアリアンツGIが約2.0兆ユーロ²の資産を運用しています。
事業プロセスおよび投資判断において環境および社会的基準を体系的に組み込むことで、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスにおいても業界をリードする存在となっています。2025年には、156,000人超の従業員が在籍し、総事業収入1,869億ユーロ、営業利益174億ユーロを達成しました。
¹ 顧客数は連結対象のうち顧客報告対象に含まれる会社の顧客数
² 2025年12月31日時点
タランクスについて
タランクスは、2025年の保険料収入が490億ユーロ、世界で約3万人の従業員を擁する欧州有数の保険グループの一つです。本社はハノーバーに所在し、175か国以上で事業を展開しています。主にB2B保険に注力したグローバルなマルチブランドプロバイダーとして事業を展開しています。
タランクスはHDIブランドのもと、法人・スペシャルティ保険および個人・商業保険の分野で、国内外において事業を行っています。また、世界有数の再保険会社であるハノーバー・リーをはじめ、ブラジルのYelum、ポーランドのWartaなど、各国における個人・商業保険ブランド、さらにドイツ有数の資産運用会社であるAmpegaもグループに含まれています。
格付機関による評価では、タランクスの元受保険事業はスタンダード&プアーズ(S&P)からAA-、AMベストからA+の財務力格付けを取得しています。また、ハノーバー・リーグループはS&PからAA-、AMベストからA+と評価されています。
タランクスAGはフランクフルト証券取引所のMDAXおよびハノーバー証券取引所に上場しています。
Ampegaについて
Ampegaの各社は、タランクス・グループにおける資産運用会社としての役割を担っています。
また、Ampega Asset Management GmbHは、不動産アセットクラスについても、グループ各社に対して運用面および戦略面の双方から管理を行い、その価値向上を図っています。
これらの会社は、総額約1,940億ユーロ(2025年12月31日時点)にのぼる資本および不動産投資の運用・管理を担っています。