クライメイト・ソリューション・エマージング・マーケット ACSEM（アクセム）
国連サミットにて採用された、SDGs（持続可能な開発目標）の達成のためには大規模な民間資本の動員が必要です。当戦略は新興市場における債券投資に重点を置き、公的機関と提携を通じて投資の障壁を取り除き、民間資本をSDGｓへと誘導することを目指します。
新興市場における持続可能な投資
公的機関と民間機関の双方にてタイミングとインセンティブの利害を一致させ、新興市場における持続可能な投資に向けた連携を促します。
*環境・社会・ガバナンス（ESG）、持続可能な責任投資（SRI）。持続可能な開発目標（SDGs）は、「すべての人々にとってより良く、より持続可能な未来を実現するための青写真」となるようデザインされた17の世界的目標の集合体。SDGsは国連総会によって2015年に設定され、2030年までに達成することを意図している。
投資アプローチ
詳細なESGおよび影響評価を伴う投資プロセス
STEP 1
- 開発金融機関（DFIs）パートナーが、ACSEM（アクセム）に投資案件を提供。
- 気候リスク（物理的・移行的リスク）のスクリーニングを実施。プロジェクトがパリ協定の目標である1.5℃に貢献し、回復力を高めるものであることを確認。
- ESG規定およびエクスクルージョンリスト準拠の審査。
STEP 2
- 取引デューデリジェンス
- 取引評価、デューデリジェンスのレビュー、主要課題の決定。
- ESG及びインパクト評価
- 気候変動緩和と適応の効果と計画された対策のスクリーニング。
- 国際金融公社（IFC）パフォーマンス基準準拠への ギャップがある場合、行動計画を策定。
- 国連SDGsの達成に合致する主要指標（回避された温室効果ガス排出量、支援された雇用の数など）を特定し、投資の潜在的な影響をスクリーニング。
- 関連するセクターや国の開発ギャップ解消に向けたインパクト評価。
- 与信の承認と文書化
- 投資チームは詳細な信用分析を行い、投資委員会の承認を求める。
- 文書化と継続的な交渉。
STEP 3
- デューデリジェンス完了。
- 条件の確定と受諾、委員会の全員の承認。
STEP 4
- 与信先のパフォーマンス、権利放棄及び同意等の継続的なモニタリングと報告。
- 取引期間を通じて、ビークルは、気候変動リスクの開示を提供することを目指す。
- インパクト指標、ESG義務等のモニ タリングと報告。
- 開発金融機関（DFIs）との継続的な連携（融資の一部をバランスシート上に維持するため）。