アリアンツGI、スターバックス社における労働者の権利に関する株主決議を支持
ロンドン、2023年3月6日 世界最大手 のアクティブ運用会社 であるアリアンツ・グローバル・インベスターズ(以下アリアンツGI)は本日、スターバックス社年次株主総会における提案8を支持する方針を表明いたしました。この株主決議は人権問題に関わるもので、本提案では結社の自由および団体交渉権に関わる労働者の権利の公約に対する評価が求められています。
アリアンツGIのサステナブル&インパクト・インベスティング, グローバルヘッド、
マット・クリステンセン は、次のようにコメントしています。
アリアンツGIは、企業の長期的成功に従業員の権利が非常に重要だと考えています。スターバックス社のように、質の高い製品・サービスの提供上、優秀な従業員を多数呼び込む力が大きな鍵を握る 企業の場合、特にそういえます。報道されているスターバックス社における従業員の権利をめぐる論争は、同社のブランドイメージに長期的に影響するおそれがあると当社は考えており、事態を懸念しています。長期保有株主であるアリアンツGIは、第三者機関による評価が行われ、スターバックス社の公約と実際の慣行に隔たりがないと確認されることが当社の利益になる、と判断いたしました」
アリアンツGIはこのほど、世界各地の年次株主総会における当社の投票動向について、2022年の年次分析を公表しました。当社は1万205の株主総会に参加し、10万を超える株主提案および経営側の提案に票を投じています。アリアンツGIが少なくとも1議題に反対票、投票の保留、または棄権を行った株主総会は世界全体で69%(2021年は68%)でした。また、世界全体で資本関連の提案の16%に反対したほか、取締役関連の提案では23%、報酬関連の提案では43%に反対票を投じています。