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アリアンツ・グローバル・インベスターズ サステナビリティ&スチュワードシップ・レポート2021

サステナブルな未来への道筋を形作る

アリアンツ・グローバル・インベスターズは、お客様のサステナビリティにおける目標達成を支援することを目的に、サステナビリティへの投資機会に関する情報を積極的にご提供しています。

本レポートでは、2021年における私達のサステナビリティに関する状況を振り返りながら、私達のサステナビリティに対するアプローチとサービスをご紹介します。本報告書では、リサーチ能力、アクティブ・スチュワードシップ、企業とのエンゲージメントに焦点を当て、私達がどのようにお客様とサステナブルな道筋を形成しているかを解説しています。

本レポートはこちらからダウンロードいただけます。

2021年の実績紹介

マット・クリステンセン / アリアンツ・グローバル・インベスターズ, サステナブル&インパクト・インベスティング, グローバルヘッド

2021年のハイライト

 

1 この数値には、サステナビリティ関連情報開示規則(SFDR)に基づきサステナビリティとはみなされない1560億ユーロの統合ESG資産が含まれています。
2 評価期間2019年1月~2019年12月。PRI協会はPRI報告を1年遅らせています。評価期間2020年1月~2020年12月の格付けは2022年6月までに提供される予定です。

“サステナビリティは急速に進化している分野です。私達はお客様の抱える課題と機会の両方を深く理解し、お客様の考え方や取組状況に合わせて行動することが重要であると考えています。”

トビアス・プロス / アリアンツ・グローバル・インベスターズ, 最高経営責任者(CEO)

サステナビリティ&スチュワードシップレポート2021からのインサイト

私達は、アクティブな運用会社として、投資家の皆様に幅広いサステナブルな投資戦略を提供しています。2021年には、EUのサステナビリティ関連情報開示規則(SFDR)に合わせて、サステナブル投資の定義を見直しています。

また私達は、お客様のサステナビリティへの目標に応じて、私達の戦略を3つのカテゴリーに分類しています。

戦略の分類 

Assets under management - graph

Sustainable product categories

*ESG risk-focused のカテゴリーは、EUのSFDRの基準を満たしておりません。

サステナビリティ投資は、最も高いインパクトを達成するために、重点分野を相互に関連付ける横断的なアプローチが必要です。中でも私達は、気候変動、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)、包括的資本主義という3つの戦略的サステナビリティ・テーマに焦点を当てています。これらは私達アリアンツGIだけでなく投資家の皆様、ひいては社会にとって非常に重要なテーマです。

私達とお客様にとって最も重大なリスクと投資機会を明確にし、サステナブルに対し好影響を与えることを目的としたテーマ別エンゲージメントおよびリサーチの指針となっています。

3つの主要テーマの詳細

 

Climate change
(気候変動)

Planetary boundaries
(地球の限界)

Inclusive capitalism
(包括的な資本主義)

ESGに関する主な課題

  • 気候変動
  • 気候変動対策
  • 生物多様性
  • サーキュラーエコノミー(循環経済)
  • 資源の使用方法(例:水資源の利用方法、土地資源の管理方法)
  • 働き方・退職
  • 健康や金融、教育へのアクセス
  • 人的資本と生計

信条

気候変動は地球にとって最も差し迫った課題の一つであり、アリアンツGIはこれからの未来を形作る上で重要な役割を担っていると考えています。 環境と社会には、取り返しのつかない急激な変化が起こる可能性があり、より最善の対応方法を追求し続けることが重要であると考えています。 気候変動に次ぐ大きなうねりとして「インクルージョン」があり、若い世代の要望に応えることのできる革新的な考え方とソリューションが求められています。

事例

  • 40以上のファンドが、「成果を伴う気候変動へのエンゲージメント」の実施に貢献し、炭素排出量の多い企業に対して意欲的に改善に取り組んでもらえるように働きかけています。
  • 脱炭素社会の実現に向けたソリューション
  • SDGsの目標へのケイパビリティ:グローバル・ウォーター、クリーン・プラネット、フード・セキュリティ
  • 標準化された指標を開発するためのイニシアチブとの協働。
  • SDGsの目標へのケイパビリティ: サステナブル・ヘルス、ポジティブ・チェンジ
  • 新興国におけるブレンド・ファイナンス

私達は、建設的なエンゲージメントがサステナブルな将来を作るにあたり不可欠であると考えています。2021年、私たちはエンゲージメント戦略を、気候変動、惑星の境界、包括的資本主義という3つのテーマに分析の重点を置く方向転換をしました。サステナビリティ・スチュワードシップ・レポート2021では、2021年中に焦点を当てたエンゲージメント・トピックの数々を詳しくご紹介しています。

株主総会での議決権行使を通じて企業に影響を与えることは、私達のお客様に対する受託者責任です。株主総会での議決権行使は、アクティブな投資家としての私達の役割の中核であり、投資先企業の長期的な発展に関わる重要な議題について積極なエンゲージメントを行います。

2021年のエンゲージメント活動のスナップショット

 

Engagements per industry - graphEngagements per industry - graph

 

2021年の主要市場における投票データ  

 

2021年の拠点別の反対票比率

Total percentage votes against all management proposals by location in 2021

私達は、職場文化、包括性と多様性、柔軟な働き方、業務遂行への注力を通じて、より持続可能な未来への道筋を形成しています。

それらを通じた私たちの取り組みは、環境への影響の低減、システムやデータの保護、包括的な職場づくり、従業員の健康と福利の支援など、多岐にわたります。

環境負荷の低減に関する取り組み

 

Energy consumption - graphGHG emissions - graph

 

2022年5月現在